香取90
- 2011/10/19
- 00:36

今日のお酒は千葉県の寺田本家さんの香取90です。
お酒の色は薄いオレンジにほんの少し茶色を混ぜたような感じですがそれほど濃い色合いではないです。
香りは結構強くてその香りがかなり特徴的で一言で言うと漬け物などに入っている乳酸菌が作り出す香りに近い物があります。
造りは生もとで精米歩合は90%です。
アルコール度数は15度です。
口に含むと最初に穏やかな甘さを感じるのは他のお酒と同じなのですが、それからすぐに雑味がドワーット言う感じで来るのですが何口か呑んでいるうちにこの雑味が旨みに変わってきます。
素朴な味わいで乳酸醗酵由来の酸もシッカリありますので、呑み込んでからはこの酸が結構効いてきます。
寺田本家の酒造りの基本的な考え方は「身体に良いお酒を造る」ということがあり、呑むことにより身体が元気になるお酒造りです。
そのために乳酸添加しない生もと造りで自然の摂理に任せたお酒造りです。
また、新酒は必ず一夏越して出荷されます、お酒の特質として時間が経過する事により味わいがより深くなります。
寺田本家さんでは「むすひ」と言うお酒も造っているのですが、これがまたかなり強烈で吟醸系のお酒が好きな方に呑ませたら絶対に怒られること間違いないです。
今度は約45度です。
香りの感じがシャープな感じに変わって来ました。
口に含むと味わいもシャープな感じになり先ほどの雑味が雑味でなくキチンとした旨みに感じられます。
お酒の中にある甘さと旨みと酸味が上手い感じにバランスしています。
先ほどの常温の時よりも断然美味しくなっています。
昨年の香取も在庫があります。
店内で有料試飲もできますのでよろしくお願いします。