唐木屋の商品管理
- 2014/09/21
- 01:33
酒屋の仕事は蔵が精魂込めて作ったお酒の品質を劣化させずに、お客様にお届けするのが基本ですしそれが全てとも言えます。
たまに店内で惰眠を貪るお酒も現れるのですが、万が一惰眠を貪ることになってもきちんと熟成して味わいを向上させることも大切です。
日本酒の品質管理で大切なことは「光」を当てない事です。
日本酒に限らずお酒は光が嫌いです。
というか絶対に駄目です「光」は太陽光線などはもってのほかで間接光も駄目で蛍光灯も駄目です。
紫外線防止型蛍光灯も有りますがメーカーのスペクトルデータを見ると、確かに紫外線は出ていないのですが、隣接するスペクトルはシッカリと出ています。
私個人の勝手な思いこみですが紫外線防止型でも蛍光灯は駄目です!
試しに点灯している蛍光灯のそばに顔を近づけて下さい、あくまでも自己責任でお願いしますm(__)m
目をシッカリと閉じていてもかなり辛いと思います。
日本酒にそんな辛い思いをさせることは出来ないです。
唐木屋には蛍光灯が無いです!
火入れの日本酒は常温で構わないのですが、生のお酒は冷蔵管理が必要です。
唐木屋の冷蔵庫は「氷温庫」と「冷蔵庫」があります。
生のお酒は「氷温庫」にしまってあります。
「氷温庫」と「冷蔵庫」の外見は似ているのですが霜取りの方法が全く違います。
「冷蔵庫」の霜取りは冷凍機が止まった状態でファンが回り熱交換機に付いた霜を自然に溶かします。
「氷温庫」は熱交換機と排水のパイプの中にヒーターが付いています。
霜取りの時には熱交換機のファンが止まってヒーターにスイッチが入り強制的に短時間で霜を溶かします。
ファンが止まっていますので氷温庫の中で空気の対流が起きませんので、熱交換機の所のヒーターの熱が庫内に回ることがないです。
このように「冷蔵庫」と「氷温庫」では霜取りの方法が全く違います。
「氷温庫」の霜取りは「冷凍庫」と同じ仕組みです。
この霜取りの方法が全く違うために「冷蔵庫」では零度以下の運転はできません。
庫内の温度が零度以下になると冷凍機を止めてファンが回り熱交換機に風を当てて自然に霜取りを行うことが不可能です。
零度以下の風を熱交換機に吹き付けても霜は溶けないです。
また、「冷蔵庫」を無理矢理低い温度設定で運転すると、ちょっとしたきっかけで熱交換機の霜が酷くなり最悪霜で無くて氷の固まりになります。
熱交換機が巨大な氷の固まりになりますので通常の霜取りでは溶かすことが出来ず、更に熱交換機を風が通過する事が出来ないので庫内を冷やすことが出来なくなります。
無理に温度を下げた運転をしている「冷蔵庫」では良く起きる現象です。
これを解決する方法は熱交換機にドライヤー等で温風を当てるか、水をかけるか、長時間電源を切るかです。
どちらにしても大変な作業です。
唐木屋では生酒は全て「氷温庫」で管理しています。
バックヤードのプレハブ庫も「氷温庫」です。
また、エアコンのように冷凍機が屋外に設置されていますので、雨が当たることにより冷凍機の熱交換機が洗われて熱交換機の目詰まりが起きにくいです。
店内も暗くて氷温庫も暗くて冷蔵庫も暗いのですが全て日本酒の品質管理の為です。
最良の状態でお客様に日本酒をお届けするように、常に細心の品質管理をしていますので何卒よろしくお願いします。



たまに店内で惰眠を貪るお酒も現れるのですが、万が一惰眠を貪ることになってもきちんと熟成して味わいを向上させることも大切です。
日本酒の品質管理で大切なことは「光」を当てない事です。
日本酒に限らずお酒は光が嫌いです。
というか絶対に駄目です「光」は太陽光線などはもってのほかで間接光も駄目で蛍光灯も駄目です。
紫外線防止型蛍光灯も有りますがメーカーのスペクトルデータを見ると、確かに紫外線は出ていないのですが、隣接するスペクトルはシッカリと出ています。
私個人の勝手な思いこみですが紫外線防止型でも蛍光灯は駄目です!
試しに点灯している蛍光灯のそばに顔を近づけて下さい、あくまでも自己責任でお願いしますm(__)m
目をシッカリと閉じていてもかなり辛いと思います。
日本酒にそんな辛い思いをさせることは出来ないです。
唐木屋には蛍光灯が無いです!
火入れの日本酒は常温で構わないのですが、生のお酒は冷蔵管理が必要です。
唐木屋の冷蔵庫は「氷温庫」と「冷蔵庫」があります。
生のお酒は「氷温庫」にしまってあります。
「氷温庫」と「冷蔵庫」の外見は似ているのですが霜取りの方法が全く違います。
「冷蔵庫」の霜取りは冷凍機が止まった状態でファンが回り熱交換機に付いた霜を自然に溶かします。
「氷温庫」は熱交換機と排水のパイプの中にヒーターが付いています。
霜取りの時には熱交換機のファンが止まってヒーターにスイッチが入り強制的に短時間で霜を溶かします。
ファンが止まっていますので氷温庫の中で空気の対流が起きませんので、熱交換機の所のヒーターの熱が庫内に回ることがないです。
このように「冷蔵庫」と「氷温庫」では霜取りの方法が全く違います。
「氷温庫」の霜取りは「冷凍庫」と同じ仕組みです。
この霜取りの方法が全く違うために「冷蔵庫」では零度以下の運転はできません。
庫内の温度が零度以下になると冷凍機を止めてファンが回り熱交換機に風を当てて自然に霜取りを行うことが不可能です。
零度以下の風を熱交換機に吹き付けても霜は溶けないです。
また、「冷蔵庫」を無理矢理低い温度設定で運転すると、ちょっとしたきっかけで熱交換機の霜が酷くなり最悪霜で無くて氷の固まりになります。
熱交換機が巨大な氷の固まりになりますので通常の霜取りでは溶かすことが出来ず、更に熱交換機を風が通過する事が出来ないので庫内を冷やすことが出来なくなります。
無理に温度を下げた運転をしている「冷蔵庫」では良く起きる現象です。
これを解決する方法は熱交換機にドライヤー等で温風を当てるか、水をかけるか、長時間電源を切るかです。
どちらにしても大変な作業です。
唐木屋では生酒は全て「氷温庫」で管理しています。
バックヤードのプレハブ庫も「氷温庫」です。
また、エアコンのように冷凍機が屋外に設置されていますので、雨が当たることにより冷凍機の熱交換機が洗われて熱交換機の目詰まりが起きにくいです。
店内も暗くて氷温庫も暗くて冷蔵庫も暗いのですが全て日本酒の品質管理の為です。
最良の状態でお客様に日本酒をお届けするように、常に細心の品質管理をしていますので何卒よろしくお願いします。


