日本酒の熟成と色の関係
- 2014/09/26
- 01:24
日本酒は熟成するお酒です。
火入れの日本酒は冷蔵管理する必要が有りませんので、常温で熟成させることが殆どなのですが、タンクの状態で熟成させたり、一升瓶の状態で熟成させたり、使われなくなったトンネルで熟成させたり、蔵の中で熟成させたりと蔵ごとに色々な条件で熟成させています。
これはそれぞれの蔵の考え方です。
基本的に熟成が進むと共にお酒の色は濃くなりまるでウイスキーのような色合いになります。
ところが、元々の酒質により時間の経過と共にお酒の色が濃くなる一方のお酒と、時間の経過と共にお酒の色が濃くなるのですが、オリが生まれると共に色が抜けてゆくお酒もあります。
この、お酒の色が抜けてゆくタイミングは酒質により違いますので、実際に熟成をさせてみないとハッキリとしたことは判らないです。
一般的に日本酒の熟成を見るときにその日本酒の色を見て熟成を判断する方が多いのですが、熟成と共に濃くなった日本酒の色が薄くなる事もありますので、熟成酒の色では熟成の判断をすることが出来ないことになります。
特に製品化するときに瓶の移し替えをするお酒は、移し替えのときにオリが入らないようにしますのでオリの状態を見ることができません。
熟成と共に色が抜けてゆく日本酒のオリはとてもきれいな色をしていることが多いです。
日本酒の熟成酒は色々な意味で面白いお酒です。
熟成酒を呑むときには呑む温度に気をつけてください。
全ての日本酒は呑む温度がとても大切な要素ですが、熟成酒も呑む温度がとても大切な要素です。
火入れの常温熟成酒でしたら冷蔵管理をする必要がありませんので冷たい状態で呑むことは無いのですが、少し温度を上げるとかして呑むと熟成酒の味わいが更に良くなります。
是非、時間というロマンが作り上げた熟成酒を楽しんで下さい。
写真の熟成酒は熟成と共に色が抜けた熟成酒です。
天賞酒造の「穂露」です。
山廃特別純米で山田錦100%です。
精米は60%になります。
平成元年仕込みのお酒です。


火入れの日本酒は冷蔵管理する必要が有りませんので、常温で熟成させることが殆どなのですが、タンクの状態で熟成させたり、一升瓶の状態で熟成させたり、使われなくなったトンネルで熟成させたり、蔵の中で熟成させたりと蔵ごとに色々な条件で熟成させています。
これはそれぞれの蔵の考え方です。
基本的に熟成が進むと共にお酒の色は濃くなりまるでウイスキーのような色合いになります。
ところが、元々の酒質により時間の経過と共にお酒の色が濃くなる一方のお酒と、時間の経過と共にお酒の色が濃くなるのですが、オリが生まれると共に色が抜けてゆくお酒もあります。
この、お酒の色が抜けてゆくタイミングは酒質により違いますので、実際に熟成をさせてみないとハッキリとしたことは判らないです。
一般的に日本酒の熟成を見るときにその日本酒の色を見て熟成を判断する方が多いのですが、熟成と共に濃くなった日本酒の色が薄くなる事もありますので、熟成酒の色では熟成の判断をすることが出来ないことになります。
特に製品化するときに瓶の移し替えをするお酒は、移し替えのときにオリが入らないようにしますのでオリの状態を見ることができません。
熟成と共に色が抜けてゆく日本酒のオリはとてもきれいな色をしていることが多いです。
日本酒の熟成酒は色々な意味で面白いお酒です。
熟成酒を呑むときには呑む温度に気をつけてください。
全ての日本酒は呑む温度がとても大切な要素ですが、熟成酒も呑む温度がとても大切な要素です。
火入れの常温熟成酒でしたら冷蔵管理をする必要がありませんので冷たい状態で呑むことは無いのですが、少し温度を上げるとかして呑むと熟成酒の味わいが更に良くなります。
是非、時間というロマンが作り上げた熟成酒を楽しんで下さい。
写真の熟成酒は熟成と共に色が抜けた熟成酒です。
天賞酒造の「穂露」です。
山廃特別純米で山田錦100%です。
精米は60%になります。
平成元年仕込みのお酒です。

