日本酒を楽しむ大切な要素

日本酒を楽しむ事は単にアルコールによる「酔い」を目的とすることでは無いと思います。

中には単に「酔い」を楽しみたいと言う方も存在すると思いますが、「酔い」を目的とする楽しみの末路は相当悲惨な状態です。

実際にその末路の方と接した事も多々有りますが言葉では言い表す事が出来ないくらい悲惨な状況です。

日本酒の楽しみは色々有ります。

友人との楽しい一時を楽しむとか、食べ物とのコラボレーションを楽しむとか色々有りますが、今回は日本酒の味わいを楽しむ事について書きたいと思います。

日本酒の味わいを楽しむ時に大切な要素が幾つか有るのですが、一番大切な要素は日本酒の温度とアルコール度数だと思います。

日本酒は温度を変えて楽しむ事が出来るお酒です。

温度を変える事により日本酒の味わいが大きく変わります。

このことは温度と言う要素を考えないで日本酒を楽しむ事は日本酒の楽しみのかなりの部分を楽しんでいないことになります。

当店の生酒を保管している氷温庫は零度以下の温度で運転しています。

この日本酒を常温で管理している猪口に注ぐと約４度ぐらいの温度になります。

この温度は日本酒を楽しむにはかなり厳しい温度です。

特に生酒に言えることなのですが保管温度と呑み頃温度が大きく乖離しています。

更にその日本酒を美味しいと感じる温度は人により違います。

これは、実際に日本酒の温度を変えて呑んで自分で確認するしか方法が有りません。

自宅とか飲食店ではなかなか難しい事ですが「唐木屋のなか」では可能ですから是非とも温度と日本酒の」味わいの関係性を楽しんで下さい。

日本酒を楽しむ時に温度がとても大きな要素なのですが、もう一つの大きな要素はアルコール度数です。

原酒と言われる日本酒はアルコール度数が１８度とか１９度とか有ります。

このアルコール度数でも確かに美味しいのですが、アルコール度数を少し下げることにより日本酒の味わいが大きく変わります。

日本酒の味わいを楽しむときにとても大きな要素は日本酒の温度とアルコール度数の関係で、この関係によりその日本酒に合う食べ物が代わってくることもあります。

日本酒の味わいを楽しむ事が目的で日本酒を呑むので有れば、日本酒の温度とアルコール度数の関係性に気をつけることは大切な事です。

裏を返せば日本酒を楽しむ時に温度とアルコール度数を気にしないと言うことが、本来の日本酒の味わいのかなりの部分を楽しんでいないことになります。

言い方を変えると「原酒」は加水する楽しみを残してくれている日本酒とも言えると思います。

「唐木屋のなか」では温度もアルコール度数もイジクりながら楽しむことが出来ますので是非とも楽しんで下さい。

日本酒は自由なお酒です。

色々な楽しみに挑戦しながら日本酒を楽しむ事が大切かなと思います。

生酒もお燗して構わないし、ソーダで割って美味しい日本酒もあります。

最初から形を決めないで楽しむ事が大切だと思います。

自由な発想で「唐木屋のなか」日本酒を是非楽しんで下さい。