剣菱 瑞祥 飲み比べ
- 2015/03/01
- 00:58
今日は何時もと少し違う感じで呑みます。
お酒は剣菱さんの瑞祥ですが、瓶詰めが2010年、2011年、2012年、2013年、2014年の5種類の瑞祥を飲み比べます。
温度は店内の常温ですので約15度です。
猪口に注いで色を見ると明らかに古い方が美味しそうな色合いに成長しています。
一番新しい2014年は熟成酒というよりも普通の日本酒に近い色合いです。
香りはそれほど劇的な違いは無いのですが、明らかに古い方が心地よい香りに成長しています。
口に含むとそれぞれとても美味しいのですが、2012年と2013年、2014年が一つの味の傾向のグループのような感じで、2010年と2011年がもう一つの味のグループのような感じがします。
ただ、極端な違いではなくてごくわずかな違いです。
両方のグループに共通しているのは古い方が味わいが深く美味しいということです。
グループを考えないでこの5本と言う単位で考えてもやはり古い方が味わい深く美味しいです。
剣菱さんは沢山の熟成酒を持っています。
有る意味熟成蔵のような感じなのですが、その熟成酒をブレンドして一年に一回出荷するのが瑞祥です。
ブレンドの熟成酒ですので今日の呑んだ味わいの違いの理由が、元々の熟成酒によるのか?それともブレンドに依るのかは判りません。
ブレンドはとてもデリケートな技術です。
ウイスキー等もブレンドの善し悪しで製品の善し悪しに繋がります。
ブレンダーは非常に大変な仕事だと思います。
ブレンドしない日本酒で、なおかつ仕込みが全く同じ熟成酒の垂直テースティングを体験させてもらった事が有るのですが、醸造年度と熟成に相関関係が無いことを実感しました。
時間の経過により元々の酒質の微妙な違いが増幅されて大きな違いになるようです。
毎年、全く同じ仕込みをしていても実際は微妙な違いが有るわけで、新酒の状態で呑む限り余り気にならない違いが、時間という究極の尺度で考えるととても大きな違いになることは有る意味ロマンではないかと思います。
日本酒の味わいを楽しみ時に温度とアルコール度数はとても大切な要素ですが、時間の経過もとても大切な要素で、見方を変えると時間の経過は日本酒の味わいにとって一番大切な要素ではないかと思います。
ただ、時間の経過と共に味わい深くなる日本酒は造りが真面目にシッカリ造られているという条件が付きます。
中には時間の経過と共に味わいのバランスが崩れて行く日本酒も存在します。
日本酒の管理がキチンとしているのであれば醸造年度や詰め年度が古い方が美味しいです。
今日の瑞祥の2010年詰めの物は最後の一本ですが残り僅かです。
「唐木屋のなか」で有料試飲出来ますのでお気軽にご利用下さい。

お酒は剣菱さんの瑞祥ですが、瓶詰めが2010年、2011年、2012年、2013年、2014年の5種類の瑞祥を飲み比べます。
温度は店内の常温ですので約15度です。
猪口に注いで色を見ると明らかに古い方が美味しそうな色合いに成長しています。
一番新しい2014年は熟成酒というよりも普通の日本酒に近い色合いです。
香りはそれほど劇的な違いは無いのですが、明らかに古い方が心地よい香りに成長しています。
口に含むとそれぞれとても美味しいのですが、2012年と2013年、2014年が一つの味の傾向のグループのような感じで、2010年と2011年がもう一つの味のグループのような感じがします。
ただ、極端な違いではなくてごくわずかな違いです。
両方のグループに共通しているのは古い方が味わいが深く美味しいということです。
グループを考えないでこの5本と言う単位で考えてもやはり古い方が味わい深く美味しいです。
剣菱さんは沢山の熟成酒を持っています。
有る意味熟成蔵のような感じなのですが、その熟成酒をブレンドして一年に一回出荷するのが瑞祥です。
ブレンドの熟成酒ですので今日の呑んだ味わいの違いの理由が、元々の熟成酒によるのか?それともブレンドに依るのかは判りません。
ブレンドはとてもデリケートな技術です。
ウイスキー等もブレンドの善し悪しで製品の善し悪しに繋がります。
ブレンダーは非常に大変な仕事だと思います。
ブレンドしない日本酒で、なおかつ仕込みが全く同じ熟成酒の垂直テースティングを体験させてもらった事が有るのですが、醸造年度と熟成に相関関係が無いことを実感しました。
時間の経過により元々の酒質の微妙な違いが増幅されて大きな違いになるようです。
毎年、全く同じ仕込みをしていても実際は微妙な違いが有るわけで、新酒の状態で呑む限り余り気にならない違いが、時間という究極の尺度で考えるととても大きな違いになることは有る意味ロマンではないかと思います。
日本酒の味わいを楽しみ時に温度とアルコール度数はとても大切な要素ですが、時間の経過もとても大切な要素で、見方を変えると時間の経過は日本酒の味わいにとって一番大切な要素ではないかと思います。
ただ、時間の経過と共に味わい深くなる日本酒は造りが真面目にシッカリ造られているという条件が付きます。
中には時間の経過と共に味わいのバランスが崩れて行く日本酒も存在します。
日本酒の管理がキチンとしているのであれば醸造年度や詰め年度が古い方が美味しいです。
今日の瑞祥の2010年詰めの物は最後の一本ですが残り僅かです。
「唐木屋のなか」で有料試飲出来ますのでお気軽にご利用下さい。
