日本酒の熟成酒の色
- 2015/03/07
- 01:20
日本酒の熟成酒は時間の経過と共に琥珀色から濃い茶色のような色合いに変化します。
一般的に色が濃い方が熟成年数が長いと思われていますが、酒質によると有る程度までは色が濃くなって行くのですが、それからオリと共にお酒の色が抜けて行く熟成酒もあります。
この事は熟成酒を見るときにその熟成酒の色と熟成年数に相関関係が無いという事になります。
日本酒の熟成のプロセスは完全に解明されておらず、まだまだ判らないことの方が多いです。
熟成による着色は少しづつ判って来ているのですが、熟成のプロセスが判らない方がロマンが有って良い気がします。
全く同じレシピの日本酒でも熟成の進み方は全く違うので、単に醸造年度が古ければ良いという事も言えないです。
今日の写真のお酒は熟成が進むにつれてオリと共にお酒の色が抜けて行く物と、熟成と共に色が濃くなる物です。
この二つの日本酒の大きな違いは色が抜ける方はシッカリとオリが出ているのですが、もう一つの色が濃くなる方はオリが出てこないです。
どうしてこのような違いが出てくるのかは判らないのですが、これも日本酒のロマンだと思います。
熟成酒を作るための特別なレシピは特に無いのですが、シッカリとした味わいの日本酒の方が美味しい熟成酒になる傾向が有るようです。
日本酒の熟成を考える時に熟成の方法が大切な要素です。
一般的には常温熟成と低温熟成とがあります。
この違いは言葉のままでほぼ常温の状態で熟成させるか、冷蔵庫のような所で温度管理をして熟成させるかです。
基本的には火入れのお酒を熟成させることが多いのですが、生の日本酒を低温で熟成させることもあります。
変わった熟成では生の日本酒を最初は低温で熟成させて、途中から常温で熟成させる物もあります。
昔は日本酒が熟成するときに最初は老香が出てそれから熟成香になることが多かったのですが、最近の日本酒は最初に老香が出ることが少ないようです。
日本酒の熟成酒の香りで紹興酒のような香りが出ることが多いのですが、この紹興酒のような香りが出てから熟成香になることが多いですし、もしくは何時までも紹興酒のような香りが続く熟成酒も有りますし、最初から紹興酒のような香りが出ないで熟成が進むことも有るようです。
本当に熟成酒は不思議な日本酒ですが、既に江戸時代には熟成酒が楽しまれていました。
現在の熟成酒とは全く違う熟成酒だったと思うのですが。
今日の写真の色の濃い方の熟成酒は千葉県の木戸泉さんの所のアフスの熟成酒です。
この熟成酒は蔵でのこのお酒の在庫が少なくなってしまったので現在は出荷されていないです。
今後も出荷されないと思うのですがどうなるかは不明です。
当店もこのボトルが最後です。
「唐木屋のなか」で有料試飲できますが、私が全部呑んでしまった時には何卒ご容赦下さい。



一般的に色が濃い方が熟成年数が長いと思われていますが、酒質によると有る程度までは色が濃くなって行くのですが、それからオリと共にお酒の色が抜けて行く熟成酒もあります。
この事は熟成酒を見るときにその熟成酒の色と熟成年数に相関関係が無いという事になります。
日本酒の熟成のプロセスは完全に解明されておらず、まだまだ判らないことの方が多いです。
熟成による着色は少しづつ判って来ているのですが、熟成のプロセスが判らない方がロマンが有って良い気がします。
全く同じレシピの日本酒でも熟成の進み方は全く違うので、単に醸造年度が古ければ良いという事も言えないです。
今日の写真のお酒は熟成が進むにつれてオリと共にお酒の色が抜けて行く物と、熟成と共に色が濃くなる物です。
この二つの日本酒の大きな違いは色が抜ける方はシッカリとオリが出ているのですが、もう一つの色が濃くなる方はオリが出てこないです。
どうしてこのような違いが出てくるのかは判らないのですが、これも日本酒のロマンだと思います。
熟成酒を作るための特別なレシピは特に無いのですが、シッカリとした味わいの日本酒の方が美味しい熟成酒になる傾向が有るようです。
日本酒の熟成を考える時に熟成の方法が大切な要素です。
一般的には常温熟成と低温熟成とがあります。
この違いは言葉のままでほぼ常温の状態で熟成させるか、冷蔵庫のような所で温度管理をして熟成させるかです。
基本的には火入れのお酒を熟成させることが多いのですが、生の日本酒を低温で熟成させることもあります。
変わった熟成では生の日本酒を最初は低温で熟成させて、途中から常温で熟成させる物もあります。
昔は日本酒が熟成するときに最初は老香が出てそれから熟成香になることが多かったのですが、最近の日本酒は最初に老香が出ることが少ないようです。
日本酒の熟成酒の香りで紹興酒のような香りが出ることが多いのですが、この紹興酒のような香りが出てから熟成香になることが多いですし、もしくは何時までも紹興酒のような香りが続く熟成酒も有りますし、最初から紹興酒のような香りが出ないで熟成が進むことも有るようです。
本当に熟成酒は不思議な日本酒ですが、既に江戸時代には熟成酒が楽しまれていました。
現在の熟成酒とは全く違う熟成酒だったと思うのですが。
今日の写真の色の濃い方の熟成酒は千葉県の木戸泉さんの所のアフスの熟成酒です。
この熟成酒は蔵でのこのお酒の在庫が少なくなってしまったので現在は出荷されていないです。
今後も出荷されないと思うのですがどうなるかは不明です。
当店もこのボトルが最後です。
「唐木屋のなか」で有料試飲できますが、私が全部呑んでしまった時には何卒ご容赦下さい。


